非常に面白い事例があったのでご紹介。
人生相談 逆ギレおばさん
前半
後半
別にこういう母親ばかりじゃないのは分かりますし
そもそも例と扱うにしては過剰かも知れません。
ただ、微妙な違いよりはわかりやすいかなと思ってこちらをリンクします。
相談者を父親に置き換えれば、ごく一般的な
過程で起こりうる状態を想像できると思います。
それを踏まえて話をしていきましょう。
まずこの相談されている方の行動が
「私って凄いでしょう?」と認めてもらいたい気が
ガンガン見えてくる。自己顕示欲が高い。
それが具体的な数字だったり「長女」の扱いなどにも
見られてきます。
この相談者の問題点は、こんな短い時間なのに浮き彫りになってくるわけで
いっそ不謹慎でも教科書に載せたらいいと思います。
例えば子供の扱いですが
「私の子供なのだから、いつか立ち直ってくれる」
と発言されているのが驚きます。
自分の子供が自分のようになるためには、
「自分のようになれるように教育をした」場合にのみ希望が見出せます。
この相談の中ではパチンコ三昧の父親が子育てをし、
出来る範囲で長女が子育てをしていたわけです。
そんな状況で、この相談者と同じ人間に育つのかどうか。
自分の子供でさえ、他人に育ててもらえば自分と似つかない部分が
大半になるのは容易に予想できます。
釣り好きの親の元で育てば釣りに付いていくでしょうから、
そういう体験から釣りが回りの子供よりも好きになる可能性が高くなります。
それがスポーツや音楽などの趣味にも適応されてくるわけです。
じゃあ、パチンコ好きの夫に愛情を貰わず、姉が母親代わり。
実際の母親(相談者)は父を見下し自分に攻撃性を持ちつつ期待を持っている。
この環境の中でどのような子供が育つのか。
そもそも、教師をしているにもかかわらず、自分の子供のひきこもりにも対応
出来ていないこの人に教えられる生徒は凄い可哀想ですよね。
後半で先生方がこの方(以下、相談者)にした質問が凄い的確。
「自分に会いたくて訪れてくれる生徒さんはいるか」
「会いたいなぁと思う生徒さんはいるか」
「友達は沢山いるか」
まず生徒さんの話から片付けていきましょう。
あれだけ数字等で”具体的に”発言をしていた相談者ですが
この質問にだけ具体性が欠けています。声のトーンも違いますが
そもそもどのくらい訪れるのか、相談者の前半から続く喋りからすれば
「先日も●●が尋ねてくれてね?」と自慢話が始まっても不思議ではありません。
にも関わらずそのような話が無かったって事は、
この方を訪れる生徒さんはいないとみていいでしょう。
同じく会いたいと思う生徒さんもいなければ
友達もいないのだと思います。漫画などにいる唯我独尊タイプと言えます。
また、「もしかして長女さんが母親代わりをしたのでは?」
という質問に対し、さらりと事実を認めている辺り、
すでに母親ではなく、一人の大人、といった印象を受けます。
仕事の忙しさを理由に子供を育てられないのであれば
いっそ子供を産まなければいい。
子育てにおいて重要な部分は「親」の愛情。
不幸により片親になることもありましょうが、それでも
愛情を与え続けることが親の指名の一つです。
それを出来なくなるのであれば仕事を止めるか、親をやめればいい。
この相談者は家族の話をしているのではなく
あくまで自分の話だけをし、知識を誇示し
だけど行動が出来ていないという状況が…。
後は一般的な逃げ口実として
マスメディアの批判をするわけです。
自分の母親としての対応が悪かったと認めているにも関わらず
こうした発言をして逃げてしまうあたり、教育者の姿勢が無いと思います。
世の中にあらゆる情報がある状況の中で
一本芯を通すのが教育者だと思うわけです。
だとすれば、たとえマスメディアが変わり内容がどうなろうが
自分達の立場で方向修正できるくらいにはしようよ、と。
現在学校側に求められるモラル教育なんて話はデカイものですが
それ以前の問題として十分に教育できる部分かと。
他にも相談者の行動のあまりの悪さは「お金」
お金を払っていることが偉いと思っているのかどうか知りませんが
何故だか引きこもりの息子が50万の大画面を買えたりする状況で
「いつか立ち直ってくれる」と発言できる神経がちょっとどころじゃなくズレてる。
未だ30の息子を「育ててる」状況でよくそんな無責任にお金を渡せるなぁ…と。
お金を止めれば出てくるだろうに。
家の中に必要なものがあればそりゃ出てこないよ。
自分はこんな先生に会った事はないですが
人間味がある先生であれば必ず勉強以外で
多くのことを教えてくれるってもんです。
その点、エロかろが楽しい先生に出会えたり
何度も酒を酌み交わせたりする今の環境って言うのは
涙なしには語れなかったりするわけですよ。
子供を育てなくても
教育について考えることは必ずしも損ではないんじゃないかな。
と思ってみたり。
2007/11/02
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